「エール」柿澤勇人が朝ドラ初出演 ミュージカル俳優続々!藤山一郎さんモデル歌手役「まさか」
2020年03月19日 11:00
芸能
柿澤が演じるのは、裕一が専属作曲家となったレコード会社「コロンブスレコード」の歌手・山藤太郎。慶応義塾大学卒業後、音楽学校の声楽科で学ぶ。金を稼ぐため、流行歌を歌っている。
モデルは国民的歌手の藤山一郎さん。「酒は涙か溜息か」「東京ラプソディ」「青い山脈」など数々のヒット曲を残し、NHK紅白歌合戦には1950年第1回から92年第43回まで歌手または指揮者として連続出演した。72年には日本歌手協会会長に就任。92年には存命中に歴代9人目、歌手2人目の国民栄誉賞に輝いた。
劇団四季出身(2009~11年)の柿澤はミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(13年)「デスノート The Musical」(15年)などに主演。近年、さらに頭角を現し、昨年は三谷幸喜氏(58)作・演出の舞台「愛と哀しみのシャーロック・ホームズ」の主演に抜擢。今年に入り、ミュージカル「フランケンシュタイン」(1月)「ウエスト・サイド・ストーリー Season3」(4~5月)「スクール・オブ・ロック」(8~9月)と主演作が続く。
「今回、『エール』に参加させていただくこと、とてもうれしいです」と朝ドラ初出演に喜び。同時に「僕が演じる山藤太郎役は藤山一郎さんがモデルとなる人物。昭和の偉大な名歌手です。まさか自分がそのような偉大な方を演じるとは思ってもなく、驚きました。『丘を越えて』『長崎の鐘』を歌うにあたり、撮影に入るまでに何度も藤山さんの歌唱や発声を勉強して現場に臨みました」と明かした。
主演の窪田とは数年ぶりの共演といい「窪田さんがいるだけで現場の雰囲気が温かく、和やかになるのがとても印象的でした。古山裕一に少しでも良い影響を及ぼせるよう、そして作品に貢献できるよう、努めたいと思います」と誓った。朝ドラを機に、さらなるブレイクが期待される。
この日は、劇団四季出身の女優・井上希美(27)小南満佑子(23)の出演も発表された。ともにミュージカルで活躍し、朝ドラ初出演。井上は裕一作曲の「船頭可愛や」を歌う歌手・藤丸、小南は音の良きライバルとなる東京帝国音楽学校の声楽科の生徒・夏目千鶴子を演じる。
制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「今回発表する出演者の皆さんは、とにかく歌がうまい!東京に出てきた裕一と音が出会う、一流の音楽の才能を持った人です。音楽を志す者同士として仲間になり、良きライバルとなっていきますが、皆、一筋縄ではいかない個性的な面々。裕一と音の人生に大きな影響を与えていきます。ということで、実際に演じていただくキャストの皆さんも、お芝居はもとより歌が得意な俳優の揃い踏みとなりました」と起用理由を説明。
「皆さん、ミュージカルの第一線で活躍されている俳優たちですが、他にも『エール』には、山崎育三郎さん、吉原光夫さん、古川雄大さんと、ミュージカル界からたくさんのキャストに参加していただいています。実は、古山裕一のモデルとなった古関裕而さんは、日本での本格的なミュージカルの黎明期に、数多くの舞台の音楽監督を務め、日本のミュージカル発展に大きく貢献しました。そんな日本ミュージカルのDNAを引き継いだ俳優の皆さんが加わって、『エール』はどんどん豪華に、ますます面白く盛り上がっていきます。どうぞ、お楽しみに!」とアピールしている。