米カントリーミュージックの大御所歌手、ケニー・ロジャースさんが20日、老衰のため南部ジョージア州サンディスプリングスの自宅で死去した。81歳。テキサス州ヒューストン出身。2018年にラストツアーを健康上の理由でキャンセルし、ホスピスでケアを受けていた。共同電などによると、米メディアが21日までに伝えた。
高校時代からバンドを組み、66年にフォークグループに参加。70年代からソロとして活動し「ルシール」「ザ・ギャンブラー」「レイディ」など数々のヒット曲を世に送り出した。85年には故マイケル・ジャクソンさん(享年50)やクインシー・ジョーンズ(87)らと「USAフォー・アフリカ」に参加し「ウィ・アー・ザ・ワールド」を大ヒットさせた。
カントリー歌手ドリー・パートン(74)とのデュエット曲「アイランド・イン・ザ・ストリーム」も大きな話題に。約60年間にわたり現役で活躍し米国で国民的歌手と呼ばれ、グラミー賞を3度受賞した。