ヨーコ・ゼッターランド氏 4週間以内での延期結論批判に「どれだけ大変か わかってないアスリートいる」
2020年03月24日 13:09
芸能
そういう流れを受け、ゼッターランド氏は元選手という立場で「私も出場経験から選手がこう思うのはよくわかります。どこを目指していくかということ、はっきりターゲットに向かっていきたいという気持ちは本当に良くわかる」と理解。ただ、日本バレーボール協会など競技団体の元理事を務めてきたという立場から「長い時間をかけてこの東京五輪・パラリンピックの準備をしてきたという中で、この不測の事態が起きて、その判断をするのに、4週間でも正直、足りないぐらいだと思う」と運営側の苦労にも言及した。
そのうえで、「選手は整えてもらった舞台の上で自分たちがやってきたこと、最高のパフォーマンスを出すんですけど、裏方になった時にそこの舞台を作り上げることがどれだけ大変なことか、たまにわかってないアスリートがいる。今、こうやってSNSを通して自分の意見を言うことは素晴らしいことはある半面、発信力がそれが強ければ強いほど気を付けないといけないこともあると思う」と厳しい言葉をぶつけた。「この事態になった時に、みんなで経験したことがないことに向かって、いい方向に向かう時に、アスリートの協力も必要、当然開催する側の協力も必要。みんなで協力する道を探っていくってことでは、我慢して、その場に臨んでいくことも必要だと思う」と訴えた。