十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行が延期 海老蔵「忍耐強くウイルスに立ち向かうしかない」

2020年04月07日 21:18

芸能

十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行が延期 海老蔵「忍耐強くウイルスに立ち向かうしかない」
歌舞伎役者の市川海老蔵 Photo By スポニチ
 歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)が、来月に予定していた「十三代目市川團十郎白猿」の襲名ならびに、同3日から7月まで東京・歌舞伎座で予定していた襲名披露興行を延期することが7日、松竹から発表された。
 海老蔵は昨年1月に歌舞伎界の大名跡である團十郎襲名を発表。2013年に亡くなった父親が十二代目を名乗っており、海老蔵にとっても、歌舞伎界全体にとっても悲願だった。同時に、長男の堀越勸玄(かんげん)(7)が、かつて海老蔵も名乗った市川新之助を襲名し、明治以降史上最年少で「外郎売(ういろううり)」の主演を務めることでも注目されていた。

 海老蔵はブログを更新し「なによりもお客様と役者や裏方スタッフ、歌舞伎に関わるすべての方、そして、その先にいらっしゃるすべての方々の健康と安全を考え、止むなく延期とさせていただきます」と報告。

 「この先、感染がさらに拡大し、日本の医療が崩壊するようなことが起こっては絶対にいけない。そのために私たちひとりひとりが自制し、忍耐強く、新型コロナウイルスに立ち向かうしかないと思っています。私は、また舞台に立つその日まで日々精進を続けてまいります。皆様もくれぐれもお体を大切にしていただいてそして近い将来、劇場でお会いする事を願っています」と自身の思いを記した。
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