「カメ止め」上田監督、リモート製作の新作に込めた意味 「新たな仕事を創出するヒントになれば」
2020年04月13日 15:51
芸能
![「カメ止め」上田監督、リモート製作の新作に込めた意味 「新たな仕事を創出するヒントになれば」](/entertainment/news/2020/04/13/jpeg/20200413s00041000267000p_view.jpg)
新型コロナウイルスの感染拡大で、リモートワーク、テレワークという言葉が多く聞かれる中、サブタイトル通りにスタッフ、出演者が1度も会うことなく製作に挑むという。「スタッフキャストが一度も会わずに完全リモート(遠隔)で短編映画を創ります」。劇中で映画監督を演じた濱津隆之をはじめ、真魚、しゅはまはるみ、どんぐり、秋山ゆずきら、前作の出演者が再集結。製作陣にも前作の面々が名を連ねている。
上田監督によると、他にも「『一般の方がリモート参加できる』シーンも用意しています」と、新たな挑戦を盛り込んでいるという。アイデア満載の企画の裏には、低予算作品を撮り続けてきた同監督なりの思いがあったようだ。「現在仕事を失い生活の危機に瀕しているクリエイターが沢山います。そんな人達にも『こんな状況でも知恵と工夫次第でものづくり出来るかも!』と前を向いてもらいたい。本作が誰かにとって『新たな仕事を創出するヒント』になってくれればいいなとも思っています」(原文ママ)と、クリエーターへのエールをつづった。
18年に公開された「カメラを止めるな!」は、ゾンビ映画の恐怖と、対照的な低予算映画のチープな裏側をコミカルに描いた作品。製作費300万円ながら、興収31・2億円を記録する大ヒットとなった。