元サッカー日本代表・礒貝洋光氏“まねのできない自由人”の生き方にスポット
2020年04月13日 19:35
芸能
現役引退して20年以上がたつ。一時期はプロゴルファーを目指していた。だが、現在はゴルフ界から離れ、塗装職人を仕事のひとつとして各地の現場を回る毎日だ。車中で寝泊まりすることもあるが「なんでもできた方がいい」と塗装の仕事を始めたそうだ。気さくな人柄で現場にも溶け込み、仕事終わりには仲間との食事を楽しむ。そして、生活の拠点である大阪へ戻ると、今度は焼き鳥店の焼き場に立つ。客として訪れていたが、いつの間にか厨房に立っていたと明かす店主は「誰もまねができない自由人」だと磯貝氏を評した。
また、別の日には、子どもたちが大勢参加するフットサル大会の会場に足を運び、チャリティーとしてエキシビションに出場。「サッカーは嫌いです」とつぶやく場面がある一方「サッカーに携わって恩返しをしたい」と気負いのない活動を続ける。さらに、とあるリハビリクリニックでは、自身のケガに悩んだ経験を現役アスリートに伝えて役立ててもらいたいと、講演会の打ち合わせに臨んでいた。
礒貝氏は本業を聞かれても「特にない」と答え、むしろいろいろなことをしてみたいからと行動を起こし、そこに面白さを見出す。「自由な生き方に逆に不自由を感じる」と話しながらも「もっと人と深く接してみたい」と自分の道を歩み続ける。