肺がんのため10日に死去した映画監督の大林宣彦さん(享年82)の家族葬が13日、都内の寺院でしめやかに営まれた。プロデューサーとして大林作品を支え続けた妻の恭子さんが喪主を務めた。
この日、大林監督がCMを手掛けた株式会社「マンダム」は追悼のコメントを寄せた。1970年、経営危機に直面していた同社が社運を懸けて誕生させたのが「マンダム」ブランド。テレビCMにチャールズ・ブロンソンさんを起用し大ヒット。「う~ん、マンダム」のフレーズは流行語になり、「丹頂株式会社」から「マンダム」に社名変更したほどだった。ブランド誕生50年の年の訃報。西村元延社長は感謝の言葉とともに「社員一同を代表し衷心よりお悔やみ申し上げます」と悼んだ。