「報ステ」番組経験者を緊急招集 コロナ感染の富川アナ不在にテレ朝一丸“新体制”
2020年04月14日 05:30
芸能
富川アナは出演のない金曜の3日に発熱し、番組がない土日の4、5日を自宅で過ごした後、平熱に戻ったとして週明けの6日から9日まで通常通りに画面に登場した。番組の顔に襲った突然の事態に、この日の生放送の裏側では局が同番組の全スタッフに自宅待機を要請し、他番組のスタッフを緊急招集して臨んだ。
本紙の取材では、すでに幹部スタッフが発熱で療養中。またこの日、フリーアナウンサーの赤江珠緒(45)の夫である番組ディレクターが発熱や味覚の異常を訴え、PCR検査の結果を待っていることが判明した。
関係者によると、報ステに関わるスタッフは1日約80人。生放送中のスタジオにはカメラマンを入れて十数人が立ち会うという。
看板番組の危機に代わりのスタッフを他番組から“レンタル”することで対応。「スーパーJチャンネル」や「サタデーステーション」「サンデーステーション」、社会部などの中で報ステに在籍経験のある社員が集められた。局関係者は「ニュースの内容が多岐にわたると多くの人数が必要だが、現在はコロナ関連のニュースだけなので20人ほどのスタッフで乗り切れる」と語った。
新型コロナの感染拡大後は、視聴率がたびたび20%を超えるなど数字を伸ばしていた報ステ。その中心として奮闘していた富川アナの不在を、総力戦で乗り切ろうとしている。