ウエンツ瑛士 レギュラー番組MC復帰!英留学で芽生えた夢…“謙さん流”で世界を目指す
2020年04月14日 06:45
芸能
語学と演技を学んだ1年半。「オーディションでどこの国の人に見られるのか、エージェントは見つかるのか、ビザの問題はどうか。いろんな目的があったけど、ほとんどは達成できた」
朝から語学学校に通い、夜は演劇や歌、ダンスのレッスン。昨年11月には、舞台を上演した。プロデューサーを務め、脚本家に新作の本を書いてもらい、小屋を借り、スタッフも集めた。「1時間20分の2人芝居。全編英語でやるのは初めてで、良い経験になった」と振り返った。
目標だったウエストエンドの舞台は「遠くなったと感じる」と正直に明かした。「何年もレッスンを受けている人が何万人いて、たどたどしい英語を話す日本人はごまんといる」という理由だ。そこで、考え方を変えた。
頭の中で切り離していた日本と英国の活動を、つながっていると考えるようにした。「現地の人に“今までの自分を否定するのではなく、キャリアをもっとうまく使いなさい”と言われて。例えば、渡辺謙さんは日本で実績をつくり、米国で“ラストサムライ”に出て、英国で“王様と私”をやっている。そういうやり方もある」。4歳から芸能界で培ったキャリアを捨てるのではなく、生かす。そこにたどり着いた。
「英国の演出家も日本の舞台の演出に来る。そこで実力を出せたら“英国で何かやろうか?”という話になるかもしれない。だから、日本での活動も世界につながっていると思う」。現地で得られた収穫は、その思考だ。
英語が使えるようになり、ユニークな挑戦も考えている。ウエンツは大の西武ファンだが「“ウエンツデー”をつくってもらいたいんですよ。その日に西武が勝って、なおかつ外国人選手が活躍したら、ヒーローインタビューの通訳をやりたい。球界が大変な状況だからすぐにはできないけど、球場を盛り上げられるのか挑戦したい」。意外な形でスポニチの紙面を飾る日が来るかもしれない。
◆ウエンツ 瑛士(うえんつ・えいじ)1985年(昭60)10月8日生まれ、東京都出身の34歳。父はドイツ系米国人、母は日本人。主演作に映画「ゲゲゲの鬼太郎」「タイガーマスク」など。小池徹平(34)との音楽デュオ「WaT」としても活躍した。1メートル70、血液型O。