結成9周年のLinQ 卒業生は九州で活躍中
2020年04月16日 05:00
芸能
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KBCのアナウンサーから発音、発声などの指導を受けて臨んだが「あまりのふがいなさに泣きました」。それでもニュース番組を見てアナウンスを独学し、同じように発音するレッスンを繰り返した。
「アサデス。KBC」の取材で忘れられないことがある。17年7月に九州北部豪雨で大きな被害を受けた福岡県朝倉市を、発生直後から現地でリポートした。
「メディアはなぜこんな時にこぞって被災者を取材するのか。そっとしておけばいいのに」
自問自答した。ただ、今年3月、12年7月の九州北部豪雨で被害が大きかった星野村を訪れた時に、考えを改める出来事があった。味噌などを作り、飲食店を営んでいる夫婦に話を聞いた。「お母さんは、みんなを笑顔にする名人のような人でした。一言でも本音を話してくれている映像があれば、もっと防災の大切さが伝わると思ったんです。だから災害の時こそメディアが必要なんだ」と思いが変わった。
LinQ時代は副リーダーとしてグループを支えた。17年に卒業した古巣について「私がいたころよりパフォーマンスのレベルが上がっている」と感じている。1期生として残る吉川と高木には「9年もLinQを支えていることは本当に凄いこと。本当に偉いぞ!って伝えたいですね」とエールを送った。
原自身はエンターテインメント集団「トキヲイキル」のメンバーとして舞台でも活躍している。「アナウンスの勉強をもっと頑張って、私からトキヲイキルを知ってもらう人が増えてほしいです」と目を輝かせた。