テレビ各局、コロナ対策強化 リモート出演、2班制…「報ステ」は卓上マイクに
2020年04月17日 05:31
芸能
同局は16日、報道番組などの制作について「リモート出演、出演者数の見直し、スタッフの交代制などで、極力、関係者間の接触を避ける措置を進めた上で制作を行う」と防止策を示した。安全確保が難しいと判断されるドラマ、バラエティーなどは制作休止期間を延長。当初は6日から2週間としていたが、当面の間続けていく。
各局が同様のリモート出演を導入し、感染者が出たケースを想定してスタッフを2班以上に分けるなど非常線を張っている。TBSは夕方の「Nスタ」でキャスターのホラン千秋(31)が報道局から出演。フジは他部署から報道経験者を集めて人員を拡充した。深夜の「Live News α」は、出演アナを含めてスタッフを2班体制にした。
感染者の出た「報ステ」では、今週からマイクを変更。衣類に装着するピンマイクから、卓上に置くマイクに切り替えた。アナウンサーと音声スタッフの接触を避けるためとみられる。
現在、各局とも全社的に在宅ワークを取り入れている。アナウンサーも出演時以外の出社を避けている。TBSは新人アナの研修もテレビ会議方式で行っている。同局関係者は「地震など緊急事態対応のために局内に待機する人数も減らした。番組出演時もスタジオから直帰していいことになっている。人との接触機会を減らし、感染を防止したい」と話した。