手を握ることもできず…大和田美帆「17日間、私と父は何も出来ませんでした」
2020年04月25日 05:30
芸能
岡江さんの入院以来、美帆は自宅待機しながら回復を願っていた。亡くなった連絡を受けても、病院に行くことや会うことはできなかった。「近くに行って手を握ることも、母が好きだったミュージカルの曲や可愛がってくれた孫の声を聞かせることも出来ませんでした」。できることは、遺骨を待つことだけだった。
23日早朝に岡江さんが急逝した後、父の大和田獏(69)は病院で遺体と対面した。関係者によると、感染防止のためガラス越しで顔を見る形だった。病院の判断で許可されたとみられるが、これはまれな対応だ。都内の葬儀業者は「コロナで亡くなった方のご遺体に遺族が対面できたというケースは聞いたことがない」と説明した。
美帆は最後のお別れができなかった。岡江さんは美帆の長女で4歳の孫娘の成長を楽しみにしており「長生きしたい」と語っていた。だが、それもかなわなくなってしまった。「コロナウイルスは、本当に恐ろしいです。私たち家族のような悲しい思いを誰にもしてほしくありません」。感染防止を心から訴えた。