立川志らく　配送業者への心無い行為「こういった連中が誰よりもマスクを欲しがっている」

　落語の立川志らく(56)が27日、TBS「グッとラック！」（月～金前8・00）で新型コロナウイルスをめぐり、宅配業者や長距離ドライバーとその家族の心を傷つける発言や行為を批判した。 　番組では、配送業者のドライバーに対して「他県からは来るな」などと叫んだり、断りもなく消毒液を吹き付けた利用客を問題視。志らくは「こういう無茶苦茶な人がたくさんいるんですけど…」と嘆きながら「“他県から来るな”とか、こういった連中が誰よりもマスクを欲しがっている」と皮肉った。
　
　さらに「他県から送ってもらわないとマスク、買えないのにね。本当メチャクチャですよね」とチクリ。

　コロナ感染の防止で外出自粛要請が長引く中、「こういった時こそ人間らしい気持ちを失うとめちゃくちゃになりますよ」と主張した。

　愛媛県新居浜市では、市立小学校が、東京や大阪など感染が拡大している地域を行き来する長距離トラック運転手の2世帯に対し、子供の自宅待機を求め、新1年生を含む子供3人が始業式と入学式を欠席。「職業差別につながるのではないか」と指摘があり、学校側は謝罪した。