大河「麒麟がくる」6月に放送中断…撮影再開できず、越年の可能性も
2020年05月02日 06:00
芸能
報道特番などでの休止はあるが、撮影が間に合わずに放送ができないとなれば異例の事態。総集編や再放送で対応するとみられる。
NHKは4月1日に撮影を同12日まで見合わせることを発表。さらに、緊急事態宣言が出た同7日に休止期間を延長。「収録の再開は状況を見ながら判断する」とし、当初の宣言の期限を終えた5月7日以降に撮影を再開する予定だった。
今作は放送開始も当初予定の1月5日から2週遅れの同19日にスタート。昨年11月に出演者の女優沢尻エリカ(34)が麻薬取締法違反罪で逮捕され、川口春奈(25)を代役に立てて撮り直したためだった。
放送が越年する可能性も出てきた。東京五輪・パラリンピック期間に5週間の放送休止を予定していたため、例年より5話少ない設定。関係者は「五輪とパラが延期となり放送枠が空いたため、スタートの遅れもここで取り戻せるはずだった」という。だが、中断期間が長くなれば放送が年内に収まらない可能性も出ており、「年内に終わらせるためには1日に2回分放送するなど柔軟に考えていかなければならない」と話した。越年となれば、1~12月の暦年制で放送する大河ドラマでは初めてのこととなる。