玉川徹氏 アビガン、レムデシビルは「ウイルスの増殖を防ぐ薬。本来は両方とも初期に…」

2020年05月06日 12:34

芸能

 テレビ朝日の玉川徹氏が6日、同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。安倍晋三首相が4日に新型コロナウイルス感染症への効果が期待される新型インフルエンザ治療薬「アビガン」について、今月中に薬事承認が得られるよう厚生労働省に指示し、政府関係者は、米製薬会社が開発した「レムデシビル」が、早ければ週内にも国内初の治療薬として承認される見通しであると明らかにしたことに言及した。
 安倍首相は記者会見で、アビガンの臨床試験(治験)が既に3000例近く進んでいると説明。「こうしたデータを踏まえて有効性が確認されれば、医師の処方の下で使えるよう薬事承認したい」と述べ、5月中の承認を目指す意向を強調した。

 玉川氏は「ウイルスが一定以上に増えてしまうと、血管を攻撃したり免疫の暴走が起きたりするんですね。なのでウイルスを増やさないと。アビガンもレムデシビルもウイルスを殺すのではなくて、ウイルスの増殖を防ぐ薬ですから」とし、「抗ウイルス剤っていうのは本来感染の初期に使って、ウイルスをなるべく増やさないようにするってために使うんですけど、そういう意味で言うと、アビガンにしてもレムデシビルにしても、これレムデシビルを重症者に使うってことは薬の数が足りないからってことだと思うんですが、本来は両方とも初期に使うべきものなんだろうと思うんですね。初期に使って重症化させないというふうなものだと思うので、本来はレムデシビルも初期で使うものだと私は思っております」と自らの考えを述べた。
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