岡田晴恵教授 「37・5度以上」削除に「理由と結果をご説明されることが本当のサイエンス」
2020年05月10日 09:36
芸能
司会の関口宏(76)から「37・5度、4日以上」について「これ最初のころによくいわれてましたよね。ということは何ですか、この最初の時点で患者さんが殺到して医療崩壊的なことを危惧した?」と聞かれた岡田教授は「そういうことだと思います。それは専門家会議の先生もお認めになっているんですけれども、結局、医療崩壊を起こさないように最初の段階では(検査を)絞って、そしてこの時何をやっていたのかといったらクラスター、集団感染を追っていけばいいんだっていう政策だったわけです」。と説明した。
その上で「でもそれをやると水面下で(感染が)どんどん広がってという末に今こうなって、そして方向転換としてたくさん検査して、たくさん陽性者と陰性者を分けて、そして入院ベッドを用意してって政策転換をせざるを得なくなったわけですね」とし、「ですから、37・5度で4日以上ということで検査絞られたために、なかなか検査受けられずにひどくなったり、重症化したり亡くなったりした方もおられる。政策転換をする時には、専門家委員会の人たちはちゃんとこれこれこういう理由だから、こういうふうに変えましたよということを国民に理由と結果をご説明されるということが本当のサイエンスかなと思います」と自らの見解を述べた。