笠井信輔アナ SNSの発信続けたのは「社会と自分をつないでおくクモの糸 すがる思い」
2020年05月15日 12:10
芸能
笠井アナは「ちょうど彼女が1年間の入院を経て退院したのが私の入院の2日前だった。彼女は白血病で、僕よりも症状はきついものがあったようでして、その彼女が復活してきて、『次の次のオリンピック目指します!』っていう、インタビューを見た時はまあ、泣きました」としみじみ。「こんな若い子が18歳で、これからの人生、白血病ともに生きていく!という中で、自分が56歳、こんなことでくじけちゃいけないと思って」と続けた。
さらに「自分自身がブログやインスタグラムで自分の症状を伝えることに関しては、そんなに人を励まそうとか、同じ病気の人に頼りにしてもらおうということは中心ではなかった。どっちかというと、自分は伝え手ですから、報道情報番組が長かったものですから、自分が公表することによって世の中とつながっていけるんじゃないかと」と発信を続けた意図を説明。「とにかくフリーになって2カ月でがんが分かりましたので、とにかくこれでもう悪ければ復活まで1年かかりますって言われてました。自分はフリーになって忘れ去られていくなという恐怖感が大きかったので、何か社会と自分をつないでおくクモの糸として、ブログやインスタグラムを使えないかと。どっちかというと、すがる思いでブログやインスタグラムをやっていた」と告白した。
ただ、結果的には「励まされましたという意見をたくさんいただいた」と笠井アナ。「それにまた力をもらって、がんとともに戦っていく、生きていこうという気持ちになれた。自分もたくさんいたいたコメントに支えられました」と振り返った。
笠井アナは13日に自身のインスタグラムで「退院後2カ月間は自宅療養」と言われていたといい、「まさか退院2週間で仕事復帰できるなんて思いませんでした。5カ月ぶりの仕事復帰、張り切って楽しもうと思います」と報告。昨年12月に都内の病院に入院し、先月30日に退院した。