「爆笑問題」太田光 芸能人の政治的発言批判に「なぜ自分の方が世の中を知っているっていう前提に」

2020年05月17日 11:07

芸能

「爆笑問題」太田光 芸能人の政治的発言批判に「なぜ自分の方が世の中を知っているっていう前提に」
お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光 Photo By スポニチ
 爆笑問題の太田光(55)が17日、TBS系「サンデージャポン」(日曜前9・54)に出演。“芸能人による政治的発言”への否定的な意見が一部で挙がっていることについてコメントした。
 検察官の定年を延長する検察庁法改正にSNS上で抗議意思を示す活動が芸能人にも広がっている。このことに一部では、否定的な意見が出ている。歌手きゃりーぱみゅぱみゅ(27)は10日、「検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ付きのコメントを投稿。その後政治評論家の加藤清隆氏から「歌手やってて、知らないかも知れないけど」「デタラメな噂に騙されないようにね」などとコメントされると、「歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼ですよ、、、、」と抗議の意思を示した。

 太田は「どうしても気になるのは“歌手やってて知らないかもしれないけど”って言った人いましたよね。“歌頑張ってください”って最後締めてんだけど、きゃりーぱみゅぱみゅは確かに歌やってる人ですけど、その歌っていうのはメッセージですよね。メッセージでいろんな価値観を広く世間にアピールしてメッセージを伝えている。それはライフスタイルだったりファッションだったり、どうやって生きていこうかとか、この社会でどういうふうに人生を楽しもうとか、そういうメッセージを伝え続けている。しかも相手にしているのは観客であって大衆であって、言い方を変えれば国民ですよ。国民に対してメッセージを伝えていて、それが社会現象にまでなっている。その社会がそれによってどんどん形成されいていくことも実際に起きているわけ」と説明した。

 そして「キョンキョンなんてずっとそうですよ。あの人たちにしか見えない景色を、広い日本社会っていう世の中を見ているわけ。“歌手やってて何も知らないかも知れないけど”って言った人は、なぜ自分の方が世の中を知っているっていう前提に立てるのかっていうのがあって、この人よりもきゃりーぱみゅぱみゅの方が広く世界に発信しているわけでしょう」と指摘。さらに「キョンキョンなんてずっとその位置にいる。そうすると、この人はもしかしたら、自分と思想が似通った人たちの内輪の中で井の中の蛙かもしんない、頭でっかちでネットだけやってるようなそんなやつかもしんない。分からないよ。だけど、そういう前提を、確信して持てるってこと自体がまず間違ってるし、こんなやつのいうことは全く聞く必要がない」と持論を展開した。
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