「エール」志村けんさん迫真 怒号2連発「もういいって言っているだろ!」裕一の「紺碧の空」完成に嫉妬?
2020年05月22日 08:15
芸能
志村さんは朝ドラはもちろん、最初で最後のドラマ出演。主人公に大きな影響を与える日本作曲界の重鎮・小山田耕三を演じる。
第40話は、裕一(窪田)は早稲田大学の応援団長・田中(三浦貴大)から球友への思いを聞き、自分が音楽を始めた頃の気持ちを取り戻して応援歌「紺碧の空」の作曲に没頭。アッという間に曲を書き上げる。そして、いよいよ早慶戦の当日。音(二階堂)と一緒に神宮球場に向かい…という展開。
結果は早稲田の2勝1敗。「まだレコードを1枚も出していない22歳の無名作曲家が作った第6応援歌『紺碧の空』は、程なく早稲田の第1応援歌へと昇格し、現在もなお、力を与え続けています」(ナレーション)。小山田に曲を依頼しようとしていた事務局長(徳井優)は小山田の部屋を訪れ、頭を下げた。
事務局長「申し訳ございませんでした」
小山田「それはもういいって言っているだろ」
事務局長「(応援部に)初戦で監禁され(『紺碧の空』が)既成事実となってしまったため、その後、取り消すことができませんでした。今後は先生の歌を優先的に使用する旨、指導いたしますので、どうかご了承を」
小山田「(右手で机を叩き)それはもういいって言っているだろ!(コーヒーの水面が揺れる)」
裕一に嫉妬したのか、小山田は感情をあらわに。SNS上には「志村けんさんが怒っている。迫力あるな」「志村けんさん、迫真の演技に感極まりそうや」「荒ぶる志村けんさん、怖。ギャップにビビる」「志村けんさんが机ドンとやるとタライが落ちてきそう」「志村けんさんと徳井優さんが並ぶと、コントを期待してしまうなぁ」などの書き込みが相次いだ。
志村さんの出演シーンは、初登場の第25話(5月1日)がラスト約1分。秘書(川島潤哉)から裕一の演奏会成功と国際作曲コンクール入賞の快挙を知らされ「(新聞を手に取り)(裕一が)本物か、まがい物か、楽しみだね(新聞を机に投げ置く)(つづく)」。第28話(5月6日)はラスト約50秒。コロンブスレコードのディレクター・廿日市(古田新太)を呼び出し「君のところでな、(裕一を)契約してほしいんだよ(つづく)」。志村さんのセリフが連続して朝の15分を締めた。第34話(5月14日)も、中盤の音との絡みに続き、ラスト約20秒に登場。セリフはなかったものの、コロンブスレコードのサロンで偶然、初対面した裕一に視線を向ける顔のアップで「つづく」。登場3回連続でドラマを締める“8時14分の男”となった。
第35話(5月15日)はタイトルバック明けに約2分。裕一が意を決して小山田に話し掛けると、小山田は「古山君。赤レーベル(流行歌)では、どんな曲を出したのかな?君は赤レーベル専属の作曲家だよね?ん?」と“塩対応”。その威圧感と風格がSNS上で反響を呼んだ。
第37話(5月19日)は再び午前8時14分に約20秒。小山田の部屋。裕一が3日3晩徹夜して書き上げた楽譜を読み終え、裕一の顔を見る小山田。その反応をうかがい、緊張の面持ちの裕一の姿で「つづく」となった。
第38話(5月20日)はタイトルバックの前、冒頭に約35秒。第37話の続きで、裕一が「最高傑作かもしれない」と持ってきた交響曲「反逆の詩」の譜面に目を通した小山田は「ふふっ」と薄笑いを浮かべ「で?」と目もくれず。立ち上がり、裕一に楽譜を戻して秘書とともに自室を去った。
裕一をコロンブスレコードに導いた小山田だが、目下、ヒール役。その真意はどこにあるのか。今後の展開が注目される。