テラハ出演レスラー・木村花さん、自殺か…ネットで誹謗中傷受け、SNSに「愛されたかった人生でした」
2020年05月24日 05:30
芸能
死因や動機は不明だが、自殺を図ったとみられる。近所の人の話では「朝4時ごろ、消防車が数台駆けつけ救急車に搬送される人がいた。原因は硫化水素の発生とのことだった」という。警視庁城東署も取材に「江東区で硫化水素が発生し、死者が出たという事案の取り扱いはあった」と認めた。ただ、詳細は「遺族の意向で控える」とした。
小川氏は「最後に会ったのは3月末。思い詰めている様子はなかった」と語った。木村さんを巡っては、3月31日に配信された「テラスハウス」の“コスチューム事件”以降、SNSなどで激しい罵詈(ばり)雑言が投げかけられていた。
同番組は共同生活する男女6人の人間関係に密着するもの。同日の番組では、大切な試合用のコスチュームを間違って洗濯し、縮ませた男性出演者に木村さんが激怒。その男性がかぶっていた帽子をはね飛ばすなどした。直後から非難の声が相次ぎ、中には「ヒステリックゴリラ」などエスカレートした内容も。その後、自身のSNSでは「もう人間なんかやりたくない」などと書き込んでいた。
自殺を図ったとみられる23日未明には「おまえが早くいなくなればみんな幸せなのにな。まじで早く消えてくれよ」という中傷に「いいね!」を返した。さらにリストカットされた手首の写真とともに「毎日100件近くの率直な意見。傷ついたのは否定できなかったから」「愛されたかった人生でした」などとSNSに投稿。続けて「ばいばい。」と、死をほのめかすような言葉を書き込んでいた。
木村さんは悪役レスラーということもあり突っ張った言動を取ることもあったが、関係者によると「内面は自己評価の極めて低いタイプで、自分のマイナス点ばかりに目を向ける。感受性が強くすぐに泣いてしまう」という性格。「テラスハウス」について「自分で自分を“キモい”と思いながら見ている」と話していたという。
関係者は「中傷に正面から向き合ってしまい、押しつぶされてしまったのでは」と無念そうに語った。
◆木村 花(きむら・はな)1997年(平9)9月3日生まれ、神奈川県出身。インドネシア人の父と、日本人である母響子さんの間に生まれる。プロレスラーとして16年3月に才木玲佳戦でデビュー。「TERRACE HOUSE TOKYO 2019―2020」に第20話から出演していた。