マツコ「影響力と自由」のバランスに持論「いいとこ取りは神様でも無理だと思う」
2020年05月24日 17:51
芸能
過去によく訪れていた東京・六本木や歌舞伎町には近づかないようにしているとマツコ。「普通に街を歩いていて横にヤカラがいて、それを2ショット撮られちゃっただけでも…。私もヤカラなんだけでも、お互いさまなんですけど、だからそのリスクがあると行けないよね」と語った。
自身が“芸能活動”をスタートさせたころについて、「こんな見てくれでテレビというマス(大衆)の世界に入ってさ、アンダーグラウンド中のアンダーグラウンドとしてスタートしているから、その時は悪口言いまくって暴れまくってさ、汚らしくしても平気だったわけじゃん」と回顧。
その後、歯に衣(きぬ)着せぬコメントなどが反響を呼び人気を得た。「別になりたいと思ってなったわけじゃないけど、好きなことを言っちゃいけない、私が自分勝手にやっちゃったらそれに巻きこまれて、迷惑をかけられる人が何千人、何万人と出てきちゃってさ」と話したうえで、「でも、それ(著名)にならないと発言できないこともあるし。そのさじ加減って、誰一人としてうまく取れないと思うの」と指摘した。
影響力を持つことと、自由になることの両立は難しいとも。「私はこの辺がいい、これくらい自由を手にしていたい、これくらい影響力を持ちたい。それをいいとこ取りでうまくバランスをとれる人って、神様でも無理だと思う。こっちにいくかこっちにいくかは周りが決める、オーディエンスが決めるのよ」と続けた。
「マスになるってことは自由を失うってことなの。で、責任を伴うの。でもそのかわり、だから信頼を得られるの」と熱く語ったマツコ。「私なんかは、はなからマスのメディアにいるからそうなることが必然だからさ」とし、「HIKAKINさんはさ、何だかよく分からないことをしだしたら、気が付いたらこうなっていたじゃない。何が待っているか分からない世界に飛び込んでそれで今こうなっているから、メッチャきついと思う」と気遣っていた。