「麒麟がくる」伊藤英明「十兵衛には、またもやフラれました」斎藤義龍“まさかのナレ死”にネット驚き
2020年05月24日 20:45
芸能
伊藤が演じたのは“美濃のマムシ”こと斎藤道三(本木雅弘)の長男・斎藤高政(義龍)。母は側室・深芳野(みよしの、南果歩)。そもそも深芳野が守護・土岐頼芸(尾美としのり)の愛妾だったため、高政は自分の出自に疑いを抱く。折り合いの悪い父を長良川の戦いで討つに至った。
第19話は「信長を暗殺せよ」。1556年(弘治2年)「長良川の戦い」の斎藤道三(本木)の死から2年。越前で慎ましい生活を送っていた明智光秀(長谷川)は、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に呼び出され、将軍・足利義輝(向井理)が戻った京の様子を探りに行くように命じられる。京においては、尾張を手中に収めようとする斎藤義龍(高政、伊藤)の一派が、これから上洛してくる織田信長(染谷将太)の命を狙っているという不穏な噂を耳にする。松永久秀(吉田鋼太郎)の力を借り、光秀はそれを未然に阻止。そして、幼い頃からの学友、光秀と義龍が再会を果たし…という展開。
中盤、義龍の宿所。義龍は「おぬしは道を誤ったな。わしに素直に従うておれば、今頃、美濃で要職に就いておった。今や浪人の身か。わしはいずれ尾張をのみ込み、美濃を大きく、豊かな国にするつもりじゃ。それは、わし1人では、できぬ。助けが要る。どうだ。もう一度、考え直し、わしに仕えてみぬか。手を貸せ!」と提案。光秀は「悔いてはおらぬ。断る。今さら、おぬしに仕える気はない」と断った。
光秀が「一体、どうした?次に会うたら、わしの首をはねると申していたおぬしが」と尋ねると、義龍は「今まで、血を流しすぎた。弟を殺し、父を殺し、わしに従う者は数多おるが、ただわしを恐れ、表の偽装をしているに過ぎぬ。悔いておるのか?悔いておる、と申したら、わしに付いてくるか」と告白。光秀は「おぬしには付かぬ」と再び断り、主君の道三が“大きな国をつくれ”と語っていたことを明かす。義龍が「大きな国…。父上が…」と涙し「分かった。行け。さらばだ。もう会うこともあるまい」と別れを告げると、光秀はその場を立ち去った。
そして、ナレーション(市川海老蔵)は「斎藤義龍は2年後、病により、この世を去る」。「ナレ死」がツイッターのトレンドに入るなど、反響を呼んだ。SNS上には「まさかのナレ死とは…」「最後に義龍の見せ場があったのはよかった!この穏やかなお顔よ。本当は信長相手にバリバリやる義龍も見たかったけど!義龍様お疲れさま。伊藤英明さん、ありがとうございました」「結局、道三と同じ道、同じ孤独を感じながらの、まさかのナレ死…。何回、十兵衛を口説くんだよって思いながらも何か分かるこの気持ち」などの書き込みが相次いだ。
伊藤は番組公式ツイッターで「十兵衛には、またもやフラれました(笑)。翻弄されてばかりです。それでも義龍(高政)は、十兵衛を許してしまう。それだけでなく、今も心から信頼できるのは十兵衛だけなんです。そんな2人の決別のシーンが、切なく美しいものに映っていれば、うれしいです」と語っている。