日テレ 新しいドラマ撮影様式!ラブシーンは一発撮りなど厳戒制作マニュアル作成
2020年05月26日 05:30
芸能
このため、各局は制作マニュアルを新たに作成した。中でも、芸能事務所の関係者の間で「最も厳しい対策を立てた」と言われているのが日本テレビだ。
内容は作品に関わる全員の安全、安心を考慮したもの。「3密」を避けるため(1)最少人数での制作(密集防止)(2)最短時間での撮影(密閉防止)(3)2メートルのソーシャルディスタンスの確保(密接防止)――などの一般的な方針の上でマスク着用や手洗い、消毒、換気などは当然で、「メークと食事中は私語厳禁」「食事は1人」「出演者も本番時以外はフェースガード着用」「マイ体温計で1日に3度の検温」などがある。フェースガードは他局ではスタッフが中心で、出演者に求めるのも珍しいが、出演者は本番前に外し、自ら保管場所に置くことを求めている。
また、本番でも出演者同士の濃厚接触を避けたいところ。そのため、ラブシーンやアクションなど濃密な場面は、本人の了承を取った上で「一発撮り」で行っていく。関係者は「台本や演出を変更する必要も出てくるだろう」と話している。
どの局もスタジオの人数制限、撮影時間の制限などさまざまな規定を明文化した。ある制作担当者は「不自由もあるだろうが、辛抱してやっていきたい」と話している。