大阪の寄席小屋「動楽亭」再開 ざこばがあいさつ「一生懸命やります」、トリは米団治「ようやくですね」
2020年06月01日 15:27
芸能
![大阪の寄席小屋「動楽亭」再開 ざこばがあいさつ「一生懸命やります」、トリは米団治「ようやくですね」](/entertainment/news/2020/06/01/jpeg/20200601s00041000244000p_view.jpg)
公演再開初日は通常100人が入る所に観客を30人限定で入れ、入館時に検温を実施。マスク着用を義務づけ、座席最前列を従来より後方へずらして噺家との距離を3メートル開けた。2人の噺(はなし)家が終わった後に5分間、中入りで10分間の換気を施すなど感染防止対策に努める。米朝事務所の瀧川裕久氏は「大きな窓が4つ、小さな窓が1つあります。換気扇も6つあり、換気はしっかりできます。観客が100人以下と小規模劇場だったことで、再開できました」と説明した。また、5月29日から始まった「大阪コロナ追跡システム」QRコードを受付横に貼り付け、来場者に協力を要請した。
開場2時間前から並んだ一番乗りは八尾市の井谷桂子さん(49)で、子どもの頃からの落語ファン。「たまたま仕事が休みで来ました。(桂)りょうばさんのファン。やっと再開ですね」と笑みを浮かべた。この日の昼席のトリは米朝事務所社長を務める桂米団治(61)。開場前には、動楽亭の門前で「ようやくですね」とホッとした顔。「子は鎹(かすがい)」を演じて、笑いを誘った。
6月24~28日に「インターネット有料生配信」を、米朝事務所として初めて実施する。