「本能寺の変 原因説50総選挙」1位は暴君討伐説「私利私欲の謀反ではない」

2020年06月02日 05:00

芸能

「本能寺の変 原因説50総選挙」1位は暴君討伐説「私利私欲の謀反ではない」
福知山光秀ミュージアムが行った「本能寺の変 原因説50総選挙(HNG50)」の結果を伝えるチラシ Photo By 提供写真
 京都府福知山市が福知山光秀ミュージアム(休館中)のホームページで行った「本能寺の変 原因説50総選挙(HNG50)」の結果を2日午前に発表し、1位暴君討伐説(信長非道説)、2位秀吉黒幕説、3位怨恨説だった。2日で1582年の本能寺の変から438年。同市には光秀が築いた福知山城がある。
 47都道府県と海外からも寄せられた投票は総数3万5359票。原因とされる50候補から選ばれた1位暴君討伐説には4046票が集まった。
 投票者からは「智将と言われる光秀があそこまでのクーデターを起こすに至るには、単なる個人的怨恨だけでは不十分。信長に天下人としての不安要素があったと考えるのが個人的にはしっくりきた」「光秀は儀の人。私利私欲の謀反ではない」との声があったという。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、NHKが4月から収録を見合わせている光秀が主人公の大河ドラマ「麒麟がくる」は7日放送の第21回をもって一時休止となる。同作で時代考証を担当し、同ミュージアムの展示監修も担当する静岡大名誉教授の小和田哲男氏は「1位に選ばれた“暴君討伐説”、私は“信長非道阻止説”という言い方をしていますが、これが1位になりびっくりしました。私の考えを支持された方がこれだけ多いのはうれしく思いますが“怨恨説”“野望説”が上に行くかと思っていたので意外でもありました」と語り、日本史最大のミステリーへの関心の高さに驚いていた。
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