波瑠、ラブホテル経営者の一人娘役 桜木紫乃氏の直木賞作品映画化
2020年06月02日 08:00
芸能
波瑠が演じる主人公は、経営者の一人娘。美大受験に失敗し、家業を手伝うことになった役どころ。製作側が「落ち着いた雰囲気の中に強い意志をたたずませる主人公に合う」として起用した。
撮影は1年前に行われ、波瑠は客を少し冷めた目線で眺めつつ、仕事に励む女性の心情を繊細に表現した。「悲劇のヒロインにはなりきれないような曖昧さだったり、中途半端にも見えるところが彼女の人間味になればいいなと思って演じました」と振り返った。
桜木氏は「誰にも心を見せず開かず、無表情を貫き、黙々とラブホテルの掃除をする彼女の姿は、苦しくなるほどリアルでした」と絶賛した。今冬公開。