上戸彩 恩師との16年ぶり再会に感無量、長年の疑問直撃「ボロボロになった私をなぜ?」
2020年06月05日 21:02
芸能
![上戸彩 恩師との16年ぶり再会に感無量、長年の疑問直撃「ボロボロになった私をなぜ?」](/entertainment/news/2020/06/05/jpeg/20200605s00041000422000p_view.jpg)
事務所のすすめで「金八先生」のオーディションを受けた。「うまくいかなくて、泣いちゃったら止まらなくなっちゃって。号泣で終わったオーディションでしたね」と上戸。その様子を見て、上戸の起用を強くプッシュしたのが、脚本を担当した小山内美江子さん(90)だったという。
悪戦苦闘しながらも、難役を見事に演じ切った。ドラマの放送終了後、性同一障害への悩みを持つ視聴者から「胸を張って生きていけるようになります。あの時死ななくてよかった」などと記された手紙が多数、届いた。
「誰かの命を救えたりとか、人生を変えることが出来る役に出会えるかってことは、あるかないかだと思うので、大事な作品ですし、転機となった作品」と表現した上戸。その後、人気女優としての地位を築き、「小山内さんがいないと鶴本直もいないので、鶴本直がいないと、今の私もいない」と続けた。
感謝の言葉を紡いだ上戸は、ケア施設に入居中の小山内さんの元を訪れた。2004年にイベントで共演して以来、久しぶりの再会だ。「誰だ?」といきなりジャブを放つ小山内さんに苦笑しきりの上戸だったが、「2児の母、良かったね。おめでとう。大きくなるもんだね」と祝福され、ほおを緩めた。
上戸が長年気になっていたこと。金八先生のオーディションで「ボロボロになった私をなぜ選んでいただけたのか?」だった。そのことを直撃すると、小山内さんは、「ボロボロになっただけじゃなくて、その日会った子として覚えているから。いいなあって思ってね、こういう子っているんだなって思って。爽やかですがすがしくて。そういう感じが出なかったらあなたにあの役はいかなかった。ご縁です」。
「全てに感謝します」と返し、感無量の表情を浮かべた上戸。小山内さんから直筆の手紙も受け取り「宝物です」と喜んだ。ラストに、番組スタッフが小山内さんに再会を果たした感想を問うと「うれしいに決まっているじゃないの、オマエはアホか!?」。毒舌で締めくくる恩師の姿に、上戸は無邪気な笑みを浮かべ、手を叩いて喜んだ。