「エール」家出少年だった唐沢寿明が励まされた曲は?「随分救われました」
2020年06月10日 08:20
芸能
唐沢が演じるのは、裕一の父・古山三郎。福島の老舗呉服屋「喜多一(きたいち)」の4代目店主。三男のため店を継ぐことはないと思っていたが、長男・次男が相次いで亡くなり、店を継ぐことに。子どもたちには自分の好きな道を歩んでほしいと願っている。2歳年下の弟・浩二(佐久本宝)が生まれたお祝いに蓄音機を買い、裕一が音楽に親しむきっかけになった。口癖は「オレに任せとけ!」。
唐沢の朝ドラ出演は1988年(昭63)後期「純ちゃんの応援歌」、2016年(平28)前期「とと姉ちゃん」に続き、4年ぶり3作目。昭和、平成、令和と3時代にわたる朝ドラ出演に「とても光栄です。連続テレビ小説は時代が変わっても、どこか変わらない空気が流れていると感じます」。
「自身が音楽からエールをもらったことは?」と尋ねると「僕、家出少年だったんですよ。若い頃は、いろんな人の家を泊まり歩いていました。そんな頃によく聞いていたのが、アメリカのバンド『テイスト・オブ・ハニー』による『上を向いて歩こう』のカバー曲(『スキヤキ’81』)。底抜けに明るい坂本九さんの曲と違って、曲調がとてもしっとりしているんです。聴きながら『上を向かなきゃダメだな』と思わされたことが何度もありました。この曲には随分救われました」と明かした。