西川きよし語る「新しいお笑い様式」の必要性 新型“ピン芸”も模索中
2020年06月12日 05:31
芸能
きよしはコロナ禍で外出自粛していた間、テレビ、ラジオは電話やオンラインでの出演となった。自宅ではヘレン夫人(73)と「きよしとヘレンの毎日ラジオ体操」をインスタグラムにアップ。息子の忠志(52)からラジオ体操第1、第2を習い、夫婦揃って5月31日まで47日間、やり続けた。インスタは「いつも元気な姿を見せて頂いた」と好評だった。さらに夫人の勧めでウォーキングマシンでトレーニングし、大人用塗り絵、頭の体操ドリルをこなして心身ともに「前より健康になったかも。3キロ減りました」と力こぶを作ってみせた。
毎朝、仏壇に手を合わせて、相方だった故横山やすしさん(96年1月死去)に語りかける。「2人で漫才をやってる時のやっさんの顔が浮かんだ」という。過去の「やすきよ漫才」などの映像を、NGKの舞台後方スクリーンに映し出し「映像を見てから漫談する」など、これまでにない形での“ピン芸”も模索中だ。
「過去のやっさんの映像と漫才することにチャレンジ。その課程を撮影してDVDを作っても面白そうですね。お笑いの力は病気の抑止力にもなる。無理しない範囲で1人でも多くの人に舞台を、新しい笑いを楽しんでもらいたいですね」。6月に芸歴57年を迎えたレジェンドも、決意を新たにした。