複数の女性との不倫が原因で無期限活動休止となった、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建(47)のスキャンダルは、民放各局の高校野球関連番組にも影響が必至だ。グルメ王だけでなく、高校野球好きとしても名を売っていた渡部は、芸能界全体を見渡しても“エース級”だった。テレビ朝日「アメトーーク!」の「高校野球大好き芸人」企画の常連だったほか、多数の高校野球関連番組にも出演してきた。
今年は新型コロナウイルスの影響でスポーツイベントが軒並み中止・延期になった中、10日に日本高野連が、今春の選抜高校野球に出場予定だった32校を対象に、甲子園球場で代替試合を行うことを発表。甲子園関連の番組は人気が高く視聴率が見込める有力コンテンツだけにテレビ関係者は「スキャンダルがなければ、渡部さんには多数のオファーがあっただろう」と語る。
一方で「クリーンな高校野球に携わるのに不倫は一発アウト。収録後の発覚でなくてよかった」と関係者から本音も漏れた。
高校野球関係者からの評判は良く、地方や遠方の球場で行われる試合にも足を運んでおり「忙しいのにこんなところまで来ている」と感心されていた。人気企画のファンにも高校野球関係者にも、大きな裏切りとなった。