元「w―inds.」緒方龍一 初めて見た打ち上げでの「珍しい」光景 心の病と闘いながら決断した脱退

2020年06月16日 08:30

芸能

元「w―inds.」緒方龍一 初めて見た打ち上げでの「珍しい」光景 心の病と闘いながら決断した脱退
w-inds.時代の緒方龍一 Photo By スポニチ
 男性3人組「w―inds.」の緒方龍一(34)が先月いっぱいでグループを脱退した。ここ数年、極度の不安や重圧を感じていたといい「心身症」と診断されたという。治療を優先していく上でメンバーの橘慶太(34)と千葉涼平(35)に迷惑をかけたくないと脱退を決めたようだ。
 「また面白い話聞かせてくださいよ」「筋トレ続けてます?」「来年も海外で会いたいっすね」…。会えば必ず真っ先に話しかけてくれるのが緒方だった。人懐っこい笑顔。グループの元気印という印象だっただけに、心の病を患って苦しんでいたなんて想像もしていなかった。

 1月5日のw―inds.の台湾ライブ。現地プロモーターやスタッフらが参加した打ち上げで、緒方は瓶ビールを持って5、6卓のテーブルをついで回った。テーブルごとに20分ぐらいいて盛り上げ、数十人のスタッフと直に接した。

 裏方と積極的にコミュニケーションを取るタイプではあるものの、打ち上げで一人お酌をして回る姿を見るのは初めてだったため「珍しいね」と声を掛けると「皆さんあっての自分ですから」と、記者にもお酌をしてくれた。脱退をほのめかすようなことはひと言も言わず、いつも通りのハイテンションで振る舞っていたが、もしかするとあの時すでに、その意思を決めていたのかもしれない。(記者コラム)
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