「エール」金子ノブアキ 9年ぶり朝ドラ「聖域 光栄」柴咲コウの恋人役「光と影の間に揺れる男」
2020年06月17日 13:00
芸能
第12週(6月15~19日)は「特別企画」として主人公夫妻を取り巻く登場人物にフォーカスしたオムニバス形式の“スピンオフ週”。第59話は「環のパリの物語 前編」。日本人初の世界的なオペラ歌手となる双浦環(柴咲)が駆け出しだった頃の物語。環はスカラ座やオペラ座の舞台に立つことを夢見て、パリに留学。ホームパーティーに足を運ぶと、画家を目指す今村嗣人(金子)と出会い、恋に落ちる。環は歌手を、嗣人は画家を夢見る日々。ある日、環は友人の里子(近衛はな)から日本人が世界的な舞台に立つ最大のチャンスのオペラ「蝶々夫人」の話を聞き…という展開。
金子が演じる今村嗣人(つぐひと)はパリ在住の若手画家。ホームパーティーに訪れた環と出会い、恋人となる。制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは「金子ノブアキさんに演じていたただいた今村嗣人は、フランスで修行している若手画家です。前衛的なものを生み出す荒々しい芸術家というオーラがあって、どこか精神的には屈折しているところもある嗣人をうまく表現してくれるのではと思い、金子さんにオファーしました」と起用理由を説明した。
金子の朝ドラ出演は2011年前期「おひさま」以来9年ぶり2作目。「連続テレビ小説の現場は聖域。久しぶりに参加させていただいて、本当に光栄です。光と影の間に揺れる今村嗣人という男を演じます。日々の彩りに加えていただけるよう、ベストを尽くします。よろしくお願いいたします」とコメントした。
オムニバス形式の“スピンオフ”は裕一が人生の節目を迎えた第11週(6月8~12日)と後半に入る第13週(6月22~26日)の間、全体のストーリーの区切りとなる週に、チーフ演出・吉田照幸監督(50)が当初から企画。「エール」の“特別編”はほぼ新撮。主要な新キャストも3人、金子、橋本じゅん(56)井上順(73)が名を連ねた。