囲碁の最年少プロ、仲邑菫初段(11)が18日、日本棋院関西総本部(大阪市北区)で打たれた第69期王座戦予選Cで、佐野貴詔八段(54)に141手までで中押し勝ちした。
新型コロナウイルスの影響で対局が延期となり、仲邑は4月6日の「第11回おかげ杯囲碁トーナメント戦予選」(ネット対局)以来、73日ぶりの公式戦。再開初戦を白星で飾り、「久々の対局でしたがいつも通り打つことができました。次の対局も頑張ります」と話した。佐野は「対局中断期間は自宅で仲邑初段の碁を見ることがあり、強くなっていると感じていた」と成長に驚いていた。