国立演芸場主催公演 7月下旬から再開、感染対策徹底 座席数は当面50%以下に

2020年06月19日 16:06

芸能

 日本芸術文化振興会は19日、国立演芸場の主催公演を7月下旬から再開することを発表した。
 7月の主催公演はすべて中止と発表していたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、場内での「3密」のリスクを低減するため上演時間を従来より短くするなど新しい公演形態を取り入れ、新たな企画による公演を7月25、26日に開催する。

 25日は国立演芸特選会「講談と落語を聴く会」、26日は林家彦いちの寄席入門を予定している。

 また、国立文楽劇場の主催公演も8月の邦楽公演から再開する。8月22日に文楽素浄瑠璃の会(文楽劇場)、同28日に文楽既成者研修発表会・若手素浄瑠璃の会(小ホール)を予定している。 

 再開にあたっては、「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」および「独立行政法人日本芸術文化振興会新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に基づいた感染予防措置を講じるとともに、座席の前後左右の間隔を空けるため販売席数を当面の間、通常の50%以内に制限する。今後の状況により、販売席数を拡大または公演を中止する場合があるとしている。
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