藤井七段に敗れた師匠・杉本八段「非常に悔しい」も「代わりの楽しみが生まれた」
2020年06月20日 23:38
芸能
![藤井七段に敗れた師匠・杉本八段「非常に悔しい」も「代わりの楽しみが生まれた」](/entertainment/news/2020/06/20/jpeg/20200620s000413F2210000p_view.jpg)
著書「悔しがる力」(PHP)で公式戦で弟子が師匠に勝つことを「恩返し」と呼ぶことを紹介。2018年3月の王将戦1次予選で敗れた時のことを振り返りつつ「その意味で、私はすでに恩返しをしてもらいました」と回想。一方で「今度は私が勝つ番です。藤井も成長すると思いますが、私も成長したい」と熱く記していた。
今回、残念ながらその記述通りにはならなかった。「全力を出せた」と振り返った内容でも、棋聖戦タイトル挑戦中で、とんでもないレベルへ成長を続ける藤井の壁になることはできなかった。それでも、続編を書き継ぐことになった藤井に「成長ぶりが感じられた」と語りかけた時の熱い眼差しには、その輝ける未来がすでに映し出されているようだった。