最年少タイトル王手の藤井七段 和装での対局は「思ったより快適」、次戦へ「変わらない気持ちで」
2020年06月28日 19:16
芸能
8日に同所で行われた第1局ではスーツ着用で対局に臨んだ藤井だが、この日は黒の羽織、濃紺の長着、グレーのしま模様のはかまという和服姿で会場の特別対局室に登場。和装は昨年8月11日、JT杯(福岡=対三浦弘行九段)以来、322日ぶり2回目で、タイトル戦では初となった。第3局は7月9日に東京都千代田区の都市センターホテルで行われる。
対局後、藤井は「序盤は作戦で積極的に動いたが、難しい局面が続いた。途中から(攻め合いが)激しくなったが自信はなかった」と振り返った。和装での対局については「どんな感じか分からないのもあったが、思ったより快適だった」と初めての長時間対局での着心地を語った。
7月1、2日には2つ目のタイトル挑戦となる王位戦第1局、同9日には棋聖戦第3局と重要な戦いが待つハードスケジュールだが「休むところはしっかり休んで調子を崩さないようにしたい。(棋聖戦は)5局でひとつだと思っているので、次も変わらない気持ちで臨みたい」と気を引き締めていた。
▼渡辺棋聖 均衡がとれるように指していたが、一気にバタバタとダメになったような内容。差がついてしまったのでもう少しいい将棋を指さないといけない。