サンド伊達が明かすバナナマンとの友情秘話「あれは涙出ましたよ」
2020年07月02日 14:33
芸能
富澤の熱意にほだされて脱サラし、お笑い芸人になった伊達は、「会社をやめて仙台から上京したんですけど、上京して初日に僕に約束をしてくれた。『やりたいことをまず言ってくれ』って」と当時を振り返った。長い下積み生活を経て、サンドウィッチマンは07年にM-1グランプリを制し、一躍人気者に。伊達は「全部かなったんですよ」と7つの願望をすべて叶えてくれた富澤に感謝した。
7項目の中には「オールナイトニッポンをやらせる」という夢もあったといい、ここでバナナマンとの友情も生まれた。11年3月に起きた東日本大震災の1週間後、バラエティー系の番組がすべて自粛になる中、放送が地元・宮城にも流れることが決まり、ニッポン放送から同番組のパーソナリティーの依頼が舞い込んだ。「元気づけるためにもやってみます」と快諾した2人だったが、放送中に殺到したリスナーからの知らせに驚いたという。
ちょうど同時刻にTBSラジオでは、バナナマンが「バナナマンのバナナムーンGOLD」に出演しており、設楽統(48)が「サンドウィッチマンが『オールナイトニッポン』をやっているらしいので、聞いて下さい」と告知したという。他局の裏番組を宣伝するという、常識外れの出来事だったが、伊達は「ニッポン放送にメールが来たんですよ、リスナーさんから。『バナナマンさんがサンドのオールナイトニッポンを聞いた方がいいいよって言ってましたよ』っていっぱい届いて、あれは涙出ましたよ」と感謝を口にした。
設楽は当時を振り返り、「TBSラジオの当時のスタッフの人たちも『言っていいよ』となったんですよ。じゃあ言おうかって、『聞きたかったらやってるらしいんで、サンドの方を聞いて下さい』って言ったんです」と舞台裏を明かした。1枚の写真からひも解かれた人気コンビ2組の友情物語に、日村勇紀(48)は「1枚目から(話が)良すぎない?」と驚いていた。