柳楽優弥、有村架純、三浦春馬「改めて平和について考える時」 NHKドラマ「太陽の子」完成披露

2020年07月08日 21:26

芸能

柳楽優弥、有村架純、三浦春馬「改めて平和について考える時」 NHKドラマ「太陽の子」完成披露
完成試写会に参加した(左から)有村架純、柳楽優弥、三浦春馬(C)NHK Photo By 提供写真
 8月15日放送のNHK特集ドラマ「太陽の子」(土曜後7・30~8・50)に出演する柳楽優弥(30)有村架純(27)三浦春馬(30)が8日、NHK広島放送局で完成試写会に参加した。
 太平洋戦争の末期に日本でも原子爆弾開発にほんろうされた科学者たちの悲劇の物語。柳楽は京都帝国大学の学生で原子物理学を志す科学者の卵・石村修を、三浦は修の弟で肺の療養のため戦地から帰ってくる石村裕之、有村は2人の幼なじみで、誰よりも強く終戦後の「未来」を考えている朝倉世津を演じる。修も裕之も世津にひそかに思いを寄せている。

 試写会で柳楽は「とても重大な事実をベースにしたストーリーということで、撮影が始まる前は正直とても怖かったです。その中で、演出の黒崎さんが勉強する機会を設けてくださったり、有村さんや春馬くんほか、何度か共演させていただいたキャストの方々が多かったので、とても心強く感じました。スタッフキャストの皆さんと一緒になって、しっかり学びながら撮影に挑むことができました」とコメント。

 有村は「完成した作品を見たときに、今だからこそ見ていただきたい作品だと強く思いました。新型コロナウイルスなどの影響で世界中が変わりつつある中、国同士、人間同士の混乱も生じており、改めて平和について考える時だと思います。構想から制作まで十数年と温められ、今このタイミングで『太陽の子』を見ていただけるのは奇跡だと思いますし、そこに参加することができてとても光栄です」と作品への思いを語った。

 三浦も「太平洋戦争を描いた作品は数多く存在しますが、『太陽の子』は当時を力強く生き抜いた科学者の視点を強く描いた作品であり、これまでとはまた違った側面・角度から見返すことができました。このドラマは戦争・そして平和という大きなテーマが掲げられていると思います。僕たちの仕事は想像力を皆様に届ける仕事ですし、この作品を通してみなさんが戦争というものを考える大きなきっかけになればと思っています」と述べた。

 【あらすじ】太平洋戦争末期、京都帝国大学の物理学研究室で原子の核分裂について研究している石村修(柳楽)は、海軍から命じられた核エネルギーを使った新型爆弾開発のための実験を続けていた。

 空襲の被害を防ぐための建物疎開で家を失った幼なじみの朝倉世津(有村)が、修の家に居候することになる。そこに修の弟の裕之(三浦)が戦地から一時帰宅し、久しぶりの再会を喜ぶ。

 爆弾開発の実験がなかなか進まないなか、研究室のメンバーは研究を続けていく事に疑問を持ち始める。そして、裕之が再び戦地へ行くことになった矢先、広島に原子爆弾が落とされたという知らせが届く。研究者たちは広島に向かい、そこで焼け野原になった広島の姿を目撃するのだった。
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