堺雅人「半沢直樹」“2回中断”も「まだ死んでいなかった 脈はある」7年ぶり続編初回に「感慨ひとしお」
2020年07月12日 15:09
芸能
堺は「芝居で怒鳴りすぎて、変な声ですが、すみません」とあいさつ。会見に先立ち、初回試写を視聴し「凄いカロリーが詰まったドラマ。1シーン1シーン大変だったんですが、通して見ると凄い壮大な物語がようやく始まった感じがします。大きな船出の感じ」と手応えを示した。この日の楽屋は“歌舞伎チーム”が賑やか。「どこの地方巡業だっていうぐらい」と笑いを誘った。
前作はベストセラー作家・池井戸潤氏の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。2013年7月期に放送され、東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
続編は「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。出向先の東京セントラル証券で営業企画部長となった半沢に巻き起こる事件を描く。前半は大手IT企業の敵対的買収案件をめぐり、半沢が出向元の東京中央銀行と対立。後半は航空会社の経営再建をめぐる物語となる。
4月上旬から中断していた撮影は、6月に入って本格的に再開された。
堺をはじめ、半沢の妻・花役の上戸、半沢と同期の頼りになる情報通・渡真利忍役の及川、半沢の前に立ちはだかったオネエ口調の金融庁検査官・黒崎駿一役の愛之助、半沢に東京セントラル証券への出向を命じた頭取・中野渡謙役の北大路、半沢の最大の敵となった大和田暁常務役の香川と主要キャストも続投。
今田は東京セントラル証券の新入社員・浜村瞳、井川はドラマオリジナルのキャラクターで半沢や渡真利が行きつけの小料理屋の女将・智美、松也はIT企業スパイラル社の創業者・瀬名洋介、猿之助は半沢の前に立ちはだかる新たな敵役で東京中央銀行証券営業部部長・伊佐山泰二を演じる。