賀来賢人は若年層に訴える“2代目半沢直樹” 間違ったことにフタをしない!
2020年07月16日 05:30
芸能
見どころは半沢と心を通わせていく姿。半沢はこれまでの出向組とは違い、森山と真剣に向き合う。「少しずつ半沢さんを信頼していくので、監督と“今はそこまで信頼しなくていい”とか“ここは信頼してる”と詰めながら、森山の心情に気を付けながら演じましたね」と振り返った。
正々堂々と敵と戦う姿は、まさに「2代目半沢直樹」とも言える存在。「どうしていいか分からない時に半沢さんの力を借りて、自分が変わろうとする。半沢さんのマインドを引き継ぐ人物でもあるんですよね。その瞬間がシーンとしてある。半沢さんに心を開いてからは、どんどん成長していく。その成長を見てほしいです」とアピールした。
賀来自身も、堺から現場で学んでいる。「やっぱり技術が凄い。セリフの言い回し、テンポ、スピード、抑揚。なんでこんなに早口で言えるんだろうって見てますね」。早口をまねしてみるも「全然舌が回らなかった」と笑って首をかしげる。続編からの参加でプレッシャーもありそうだが、「堺さんを中心に推進力があるチームなので、リラックスしてできてますよ」。役柄同様、堺に引っ張られている。
銀行の役員や部長級が主体となるドラマの中で、若年層に訴えかける役割を担う。「若者はどんどん自分の意見を押し殺すようになってきてる。森山の世代の20代後半から30代はどこか鬱屈(うっくつ)したものを抱え込んでしまう。僕もそうだし。森山は間違ったことにフタをしない。フタばっかしてる世の中に対して、ガツンと響くものがあると思う」と胸を張った。
◆賀来 賢人(かく・けんと)1989年(平元)7月3日生まれ、東京都出身の31歳。07年に俳優デビュー。12年のテレビ東京ドラマ「クローバー」で連続ドラマ初主演。出演作にドラマ「Nのために」「スーパーサラリーマン左江内氏」、映画「森山中教習所」など。主演映画「今日から俺は!!劇場版」があす17日から公開。1メートル78、血液型O。