あべのアポロシネマ 全劇場で抗ウイルス・抗菌加工実施 国内映画館初のSIAAマーク取得
2020年07月16日 17:18
芸能
同社は元々、額、掛軸、襖、屏風など美術工芸品の表装や修復をする創業97年の老舗。抗菌、防カビの技術が売りで、昨年7月に抗ウイルス加工技術がSIAAに承認されたばかり。すでに観光バスなどで抗ウイルス加工を実施。近鉄電車全1938両、近鉄バスやフェリーも抗ウイルス・抗菌加工を始めている。日本一の高層ビル「あべのハルカス」の展望台も8月21日に抗ウイルス加工が施される予定。また、和歌山・白浜ではホテル、田辺市の小中校などでも同様の施工でコロナ対策が進められる。
同映画館は緊急事態宣言が発令されて4月8日から5月28日まで休館。5月29日に再開したが、ソーシャルディスタンスをとるために座席の半分のみを稼働。「新作映画を公開できなかったこともありますが、再開直後は観客数が前年比で90%減。7月に入ってからも前年比65%ダウンです。これから、なんとか、お客さんを呼び戻したいですね」とシネマ広報。新しい抗ウイルス技術が救世主となるか。