行定監督、無観客の劇場で映画愛をさけぶ「今となっては奇跡的にすばらしい出来事」
2020年07月17日 20:27
芸能
作品の中に出てくる「一番安全な場所」にかけて、自分自身の安全な場所ついて問われると、行定監督は「映画館ですね」と即答した。「映画館はやっぱり居心地いいですよ。映画館で眠るっていう体験をしたことがあると思いますけど、作り手としては本当は寝てほしくない。目を開けて見ようと思うけど、睡魔に勝てないですね。その時に決めて、『寝る』という映画館の心地よさというのは、他にない」と、ジョークをまじえながら力説。一方で、「その逆もある。みんなで見ている状況の中で見る体験というのは、他者と共有する瞬間もある。それがある、映画館っていいな」とも答えた。
コロナとの共存時代で、どの劇場も消毒など感染対策をしたり、換気をして映画を見る環境を整えている。行定監督は「『今、映画館(での鑑賞)はどうなの?』と聞かれるけど、換気にものすごく気を遣って、莫大な金も使ってるし、皆さんの安全を守るようにやっている」と各劇場の努力に感謝。「できればですけど、映画館で他者と一緒に見てもらう経験ができたらいいなと思う」と、劇場での鑑賞を期待していた。