堺雅人の本音「大和田の方が好き」 役者としてはクセ者が楽しい…半沢は遊べない役だから
2020年07月19日 05:30
芸能
![堺雅人の本音「大和田の方が好き」 役者としてはクセ者が楽しい…半沢は遊べない役だから](/entertainment/news/2020/07/19/jpeg/20200718s00041000409000p_view.jpg)
「半沢は遊べない役なんですよ」と堺は言う。「技はそんなに持ってない。パンチとしてはストレートしかなくて、それをずっと繰り出している。周りの方々がクセ者ぞろいなので、クセはいくらでもつけてくれる。自分は前に真っすぐ進むということしか考えてないですね」
前作からクセ者ぞろいの共演者。香川照之(54)が演じた大和田の土下座や、片岡愛之助(48)が演じた金融庁調査官・黒崎のオネエっぷりなどが好評だった。「皆さん、ひねくれてますよ。でも役者としてはそっちの方が楽しい。大和田やってみたいですよぉ~、大和田の方が好きですよ」と笑う。
今作は、最初の敵役の猿之助が話題を呼びそう。嫌味たっぷりに悪者を演じている。「猿之助さんの底知れぬ魅力というかね、赤ちゃんのように見える瞬間もあるし、凄く恐ろしい大人に見える瞬間もある。あの変幻自在な感じは素敵ですね。のみ込まれていきそうな感じでした」。さらに、古田や「東京03」の角田晃広(46)、後半戦では柄本明(71)や江口のりこ(40)といった個性派俳優が半沢に立ちはだかる。
半沢の部下役の賀来賢人(31)をはじめ、多くの役者が「堺さんに引っ張られている」と口にする。当の本人は「引っ張ってる実感はないです。半沢は真っすぐしかないので、引っ張るも何もない。皆さんには好き勝手やってほしい」。周囲を引っ張り、引っ張られながら、半沢は前に進んでいる。