1人3役・林遣都「力量光る」中江功監督「教場」に続き喜び「世界は3で出来ている」ギャラクシー賞月間賞
2020年07月20日 13:30
芸能
同局は今作を「リモートドラマ」には括らず、リモート会議と“3密”を避けるなど安心安全な撮影を徹底した「ソーシャルディスタンスドラマ」と命名。どこにでもいそうな若者3人の、アフターコロナ、ウィズコロナの今をリアルに切り取った。
プロデュースも兼ねた中江監督は「正直、驚きました。まさか、23時台に30分ほどで挑戦したドラマが受賞するとは思ってもいなかったので、評価を頂いたことに感謝しています。自粛のため、新作のドラマが少なかったので頂いたと思っています。今年の初めに長編の『教場』で受賞させていただき(1月度)、今回はこのような挑戦的な短編『世界は3で出来ている』で頂けたことは今後のドラマを一緒に作っていくスタッフの励みになります。胸を痛めるようなニュースも少なからずある昨今ですが、これからも見ている方の気持ちに届くような作品作りを心がけてまいります。ありがとうございました」とコメントした。
選評も「ソーシャルディスタンスドラマと銘打っているが、いい脚本、いい演出、いい俳優で普通にいいドラマを見た実感。三つ子それぞれの『思ってもみなかった3カ月』は、コロナ禍を生きる人々への応援に満ちている。三つ子を端正に演じ分けた林遣都の力量も光る」と高評価した。
「ギャラクシー賞」は放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。批評活動の一環とし、自主的に番組を推奨する「月間賞」を運営している。
なお、6月度月間賞はドラマスペシャル「スイッチ」(6月21日、テレビ朝日・MMJ)、魔改造の夜「トースター高跳び」「ワンちゃん25m走」(6月19、26日、日本放送協会・テレビマンユニオン・NHKグローバルメディアサービス)、ETV特集「すべての子どもに学ぶ場を~ある中学校と外国人生徒の歳月~」(6月27日、日本放送協会)も選ばれた。