田中みな実 元教え子を襲った不運と不屈の姿に感涙「勉強が嫌いになったりしてもいいはずなのに」
2020年07月22日 20:49
芸能
番組には田中が当時、教えていた2人の生徒が登場した。そのうちの1人の男性は筑波大付属小に進学後、算数オリンピックのファイナリストになるほどの秀才だったという。ところが、12歳の誕生日に急性脳症で倒れ、人の名前や歩き方まで忘れてしまう重い病気に。衝撃の事実を知った田中は、目に涙を浮かべながらVTRに見入った。
小学校では学年1位だった男性が、「中学校になってから、下から数えた方が早くなって、何を言ってるか分からない授業もたくさんあって苦労した」という。そんな絶望の中でも、リハビリを重ねて高校へ進学。今はAIを活用し、医療従事者を支えていくという夢を持っているといい、それを聞いた田中は「立派だなぁ…」と感心していた。
幼少時のほとんどの記憶をなくしてしまった男性だったが、TBSアナウンサーとして活躍する田中の姿を見て、当時の記憶がよみがえったという。「田中先生がテレビに出だしたころにたまたま見て、覚えていました。この塾では、先生にハイタッチして帰るんですけど、田中先生とハイタッチするのをモチベーションにしていました」。その後は田中の活躍をテレビでチェックするようになり、「先生が頑張ってる姿を見て、僕もリハビリを頑張ろうと思いました」と励みにしていることを明かした。
病と闘い、不屈の精神で夢を叶えようとしているかつての教え子の姿に、田中は「病気をして、普通だったらあきらめたり、勉強が嫌いになったりしてもいいはずなのに、さらにそこから頑張ろうっと食らいつくところが、フォレストの生徒だなと感じました」と、再び涙を浮かべながら感心していた。