長瀬智也、タレント志向の3人とは異なる方向性 今後はクリエーター活動中心、裏方と“二刀流”へ
2020年07月23日 05:50
芸能
長瀬はファンクラブサイトでコメントし「これまでの30年間、皆さまに愛されて人生で一番幸せな時間を過ごすことができました」と感謝。TOKIOに対しても「よくここまでやって来られたなとメンバー全員を称えます」とつづった。
グループ最年少の長瀬は、ジャニー喜多川前社長に抜てきされて最後にTOKIOに加入した。バンドの顔となるボーカルを務め、俳優としてドラマや映画にも数多く主演した。ただ、ほかのメンバーがタレント志向であったのに対し、長瀬は元々クリエーター気質。メンバーの仲は悪くないが、活動の方向性が3人と異なるため退所を決断した。
今後については「来年の3月をもって芸能界から次の場所へ向かいたい」とタレント活動からの引退を示唆。その「次の場所」が“裏方”だ。
TOKIOでも音楽プロデューサーの役割を務め、最後のシングルとなった17年の「クモ」など多くの楽曲で詞・曲を手掛けてきた。今年2月ごろには東京・原宿で自主製作映画を撮影する様子が目撃されている。映画関係者は「現場では“監督”と呼ばれており、既に次のステージの活動を始めています」と明かした。
自宅には音楽制作や映像編集に使うための機材が山積み。関係者は「機械が好きで、趣味がバイクいじりであるように、細かく突き詰める作業が好きな人。職人肌の部分もあるので、裏方は向いていると思います」と話している。
裏方が中心となるが、表舞台から去ることはない。松岡昌宏(43)も「引退ではないと思う」と否定した。裏方との“二刀流”で、俳優や音楽活動などの形で継続していくことになりそうだ。
◆長瀬 智也(ながせ・ともや)1978年(昭53)11月7日生まれ、神奈川県出身の41歳。90年に入所。00年にTBS「池袋ウエストゲートパーク」で主演。映画「真夜中の弥次さん喜多さん」「空飛ぶタイヤ」などで主演を務める。ボーカルを担当。血液型O。