「半沢直樹」第3話 吉沢亮が新春スピンオフ主演に続き待望の本編参戦!スパイラルの敏腕プログラマー役
2020年07月26日 22:10
芸能
前作はベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。2013年7月期に放送され、東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
新シリーズは「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社の東京セントラル証券へ出向。営業企画部長として赴任後、半沢に巻き起こる事件を描く。前半は株式取得に1500億円以上かかる大手IT企業による敵対的買収をめぐり、半沢が東京中央銀行と対立。後半は航空会社の経営再建をめぐるストーリーとなる。
26日放送の第2話。東京セントラル証券は瀬名(尾上松也)率いるIT業界の雄・スパイラルとアドバイザー契約を締結し、大手IT企業・電脳雑伎集団の買収に対抗。つまり、電脳のアドバイザーにして親会社の東京中央銀行と敵対することになった。
吉沢が演じるのは、このスパイラルの敏腕プログラマー・高坂圭。次回予告にはパソコンに向かう真剣な表情が映し出され「全力を尽くすことを約束します」という台詞が流れた。
新春放送のスピンオフは、ある日、高坂(吉沢)は突如発生したシステムダウンのピンチを凄まじいプログラミング能力を発揮して乗り切り、その実力を認めた加納専務(井上芳雄)から、あるコンペのプロジェクトリーダーに任命される。そのコンペとは、東京セントラル証券の証券トレーディングシステムの大規模リニューアル。高坂は東京セントラル証券のリニューアル担当者・城崎(緒形直人)や新入社員・瞳(今田美桜)と知り合う。成功に導けば数億円の売上が見込まれる、スパイラルの社運を賭けた一大プロジェクト。しかし、その裏には人知れずうごめく“ある陰謀”が…という展開だった。
昨年11月、クランクイン数日後に行われたインタビュー。吉沢は「これだけ世間に影響力を与える作品は、なかなかないと思います。『半沢直樹』の世界観を壊さずに、かといって守りに入るんじゃなく、やるべきことを役を通してしっかりやっていきたいと思います」と抱負。敏腕プログラマー役とあり、セリフにはコンピューターの専門用語がズラリと並ぶが「めちゃくちゃ苦労しています。1個1個の単語を自分で調べたりしていますが、単純に言い慣れていない言葉なので、スッと入ってこない。それを結構なテンションで早口でまくし立てたりするので、セリフ覚えが一番難しいです」と苦笑いした。
“半沢イヤー”の先陣を切るが「もう、プレッシャーは凄いです。ファンの人も相当いらっしゃると思いますし、今回は半沢直樹が主人公じゃないので、ファンの皆さんにめちゃくちゃ怒られるんじゃないかと不安に思っています」と重圧を感じながらも「だから、その分、燃える部分はありますよね。どう見返して、倍返ししていくか。ファンの人に納得していただいて、(当時予定の)4月の第2弾(連ドラ版)にちゃんとつなげたい思いはあります。最後の大逆転劇はバッチリ決めたいですね。そこがしっかり決まらないと『半沢直樹』じゃないので」と力を込めた。連ドラ版出演については「そればかりは分からないのですが(笑)、機会があれば、うれしいと思います」と語っていたが、実現。来年、主演を務めるNHK大河ドラマ「青天を衝け」へ向け、まずは「半沢直樹」で弾みをつける。