布袋寅泰　山本寛斎さんを追悼…衝撃受けた「出火吐暴威」衣装　「見習って、もっと攻めていかなければ」

　ギタリストの布袋寅泰（58）が27日、自身のインスタグラムを更新し、今月21日に急性骨髄性白血病のため亡くなったファッションデザイナーの山本寛斎さん（享年76）を追悼した。 　布袋は「山本寛斎さんが旅立たれた。とても寂しい」と書き始め、2016年に死去した世界的ロック歌手のデビッド・ボウイさんが着用した「出火吐暴威」との漢字が描かれた山本さんデザイン衣装を10代の頃に見て「世界で活躍する日本人デザイナーがいることを知った。今よりももっとロックとファッションが密接だった時代だ」と思い出をつづった。ボウイさんを敬愛していた布袋にとって、日本人デザイナー・山本さんの衣装もまた、衝撃的だったという。

　その後、94年に奈良の東大寺で行われたイベントで「夢叶い」山本さんに衣装を作ってもらい「会場ですれ違う多くのビッグネームアーチストから、『その衣装素晴らしいね』と声をかけられた。心の声で『だって山本寛斎だもの！』と誇らしかった」と感謝。その後も、一緒に北京を旅行したりと親交を深め、ボウイさんが来日した時の「僕の宝物」の楽屋での写真も投稿。笑顔の山本さん、ボウイさん、布袋、妻の今井美樹（57）と長女が写っているもので、両手を差し伸べたボウイさんを「火がついたかのように泣いて拒んだ娘を見て『お嬢さん、なかなかお目が高いね！』と寛斎さんの一言に皆が笑った一瞬だった」と説明。

　さらに「二人はもう星の人となってしまった。笑い声が聞こえてくるようなフォトグラフ。時はめぐり物語は更新される。この世に生きた証しをどうやって残せるか」とし、「デヴィッドや寛斎さんを見習って、もっと攻めていかなければ、と思う。寛斎さん、いつも燃えたぎるようなエネルギーを見せつけてくれて、ありがとうございました。天国でデヴィッドさんと久しぶりに踊ってください」と結び、追悼した。