高橋由美子 出世作「南くんの恋人」はほぼ1人収録「何のために女優になったんだろう?」

2020年07月28日 12:59

芸能

高橋由美子 出世作「南くんの恋人」はほぼ1人収録「何のために女優になったんだろう?」
高橋由美子 Photo By スポニチ
 女優の高橋由美子(46)が28日、TBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜前8・30)にゲスト出演し、94年に放送されて大人気を博したテレビ朝日系ドラマ「南くんの恋人」の収録裏話を告白した。
 武田真治(47)とのダブル主演で、高橋はある日突然、身長が15センチになってしまった少女ちよみを演じた。ちよみが、武田演じる南くんの胸ポケットに入って移動するなど、2人のユニークな恋模様が話題に。高橋が歌った主題歌「友達でいいから」は、40万枚を超える大ヒットを記録するなど、出世作にもなった。

 ところが、ドラマの設定上、映像は合成するしかなく、高橋は合成用のブルーバックを背景に1人で収録に臨む日が大半だった。「最初に撮り始めたころはブルーバックで、ブルーのシートのところでひたすら1人芝居をする。とにかく孤独な作業で、だんだん『何のために女優になったんだろう?』みたいな気持ちになって」と、葛藤を抱えながらの撮影だったことを明かした。

 武田の映像に合わせて、高橋がブルーバックで演技し、編集でCG合成するというスタイルだった。「真治くんが撮ってきたロケの素材に、後ではめ込む状態ですね。スタッフとしか会ってない。共演者はスタッフですね」と振り返った。

 ドラマには、ちよみが小さくなる前の回想シーンも盛り込まれ、その時だけは他の出演者との絡みがあったという。「たまに回想でロケに行ったりすると、子供たちに囲まれて『いつ小さくなるんだ、いつ小さくなるんだ』って言われて」と苦い思い出を明かしていた。

 9月11日からは東京・よみうり大手町ホールで、主演舞台「時子さんのトキ」を上演。大阪公演も予定されている。いまだに憧れは故・樹木希林さんで、「力の抜けた感じと、やっぱりここぞという時に希林さんがいると締まる感じだから、『ここに高橋由美子という役者、欲しいよね』という存在になりたい。バンバン売れる俳優になりたかったわけじゃなくて、必要とされる俳優になりたいなとは思ってますね。いまだに」と目標を語った。
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