「半沢直樹」声も裏返った山崎銀之丞“哀愁秘話”半沢に完敗しボロボロの広重 大きなカバンどう持った?
2020年07月30日 21:10
芸能
前作はベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。
新シリーズは「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社の東京セントラル証券へ出向。営業企画部長として赴任後、半沢に巻き起こる事件を描く。
(※以下、ネタバレ有)
山崎が好演した太洋証券の営業部長・広重は、大手IT企業・電脳雑伎集団の敵対的買収に対抗すべく、アドバイザーとして国内有数の検索システムを開発したスパイラル社長・瀬名(尾上松也)に新株の発行を提案。しかし、半沢(堺)の調査により、電脳のアドバイザーを務める東京中央銀行の証券営業部長・伊佐山(猿之助)が秘密裏に糸を引いていたことが判明した。
瀬名も憧れるIT業界のカリスマ・郷田(戸次重幸)が社長を務めるフォックスが“ホワイトナイト”に成りすまし、スパイラルの新株1000億円分を買い取った途端、電脳はフォックスごとスパイラルを吸収。スパイラル株の過半数を占め、買収が成立するという筋書き。身売り寸前だったフォックスに、東京中央銀行が1000億円を貸す理由がこれだった。
半沢に問い詰められた広重は電脳と無関係とシラを切っていたが、電脳副社長・美幸(南野陽子)たちとの仲睦まじい“証拠写真”を突き付けられ、観念。黒幕は伊佐山だと白状した。
携帯電話で伊佐山に事の顛末を報告した広重は心身ともにボロボロ。「うちはもう手を引きます。でも、これまでの手数料は頂けますよね?」と懇願したが、伊佐山は「成功報酬だったな。あんたにはゼロだ」。バッサリ切られた。
番組公式ツイッターはスタッフメモとして「広重さんの大きなカバン。実は監督から『とにかく書類をたくさん持っている。マチ(厚み、奥行き)があって、でっかくて茶色!』というリクエスト。なかなかなくて探すのが大変でした。より哀愁漂わせたく、このシーンはご本人が肩掛けにしたいということで採用でした」と“秘話”を明かした。